失業手当とアルバイト | キャリアブレイク中のお金のこと #009

Career Break

今回は失業手当をもらっている期間のアルバイトについてまとめます。

失業手当をもらっていてもアルバイトは可能だそうです。ただ、色々と条件があるので、損しないように(笑)するにはすごくややこしいです。

大前提

まず前提として、失業手当をもらっているということは、失業中なわけなので雇用保険に入っていませんね。なので、失業手当をもらい続けるためには、雇用保険に入る基準を満たしてはいけません。それが現時点では週20時間というボーダーラインになります。これより多くなると雇い主は従業員を雇用保険に加入させないといけなくなるので、「就職」という状態となり失業状態ではなくなります。
失業手当をもらいながらのアルバイトはこの「週20時間」というのを超えないようにしないといけません。

これは失業手当自体の支給の有無にかかわることなので一番大きなことです。

週20時間未満の場合は失業手当はもらえますが、状況によっては減額となる場合があります。

それが、1日の労働時間が4時間を超えるか超えないか。

1日4時間以上の労働の場合

1日の労働時間が4時間以上の日は「就職している」状態となるため、失業手当は支給されません。ただし、この日の分は支給はされませんが、決められた日数(私の場合は120日)は減りませんので、1日後ろにズレる、という形になります。なのでトータルでみると減額されるわけではありません。

ここからは私の場合の話。私の支給日数は120日で、支給期限は今年の年末までなんですが、来年度1年間職業訓練に行く間は延長されるので、アルバイトした日の分が後ろに1日ズレたところで変わりはありません。

これにはかなり悩みました。1日8時間働いてもらえるお金と、失業手当の日額では倍以上変わります。なので働く方がもちろん手取りは増えます。ただ、また以前のような生活が待っているのか、と思うとあまり気が進みません。
仕事から離れて人生見つめ直す時間を取りたいのに、結局お金と引き換えに時間を失うことになります。同じ時間を使うなら、せめて今までしたことない仕事がいいなぁとも思ったり。。。

1日4時間未満の労働の場合

1日の労働時間が4時間未満の日は、その日の失業手当は支給されますが、アルバイトでもらう金額が多いとその分が減額されます。これがややこしい。そのボーダーラインが、離職時賃金日額の8割を超えない、という金額。これを超えた分は失業手当から引かれることになるようです。

この金額を見極めるには「雇用保険受給者証」というのを見ないと分かりません。私の場合は、この受給者証をもらえるのが初回の失業認定日なので、まだ手元にありません。とりあえず上記の情報はネットを調べつくして分かったものの、具体的な金額が分からないとバイトの探しようもありません。

ということで、ハローワークで聞きました。
私の場合、6000円もらうと減額になるそうです。5500円くらいなら大丈夫そうです。ただし、注意しないといけないのが、交通費。

実費で交通費として支給されるものはいいらしいのですが、通勤手当として固定の金額が出る場合は給料に含む形で計算されるそうです。
これ結構大事なところですよね。
私の場合、家が駅から離れていてバスに乗らないといけないので、街中に出ようとするとすぐ片道500円くらいかかります。往復だと1000円とかかかってそれが引かれるとすると実質働けるのは4500円ほど。4時間未満の勤務として、時給1200円を超えるとちょっと危ない。
交通費の扱いは絶対に確認しないといけないです。

他にも注意点が

失業手当をもらうにあたって、他にも注意しないといけないことがあります。

それがボランティア活動
ボランティアなんてしないよ、という人は読み飛ばしてくださいね。

ボランティアは基本的に無報酬の活動です。報酬は発生しないのですが、失業認定を受ける上では報告をしないといけません。しかも同じように4時間を超える超えないで変わってきます。

たとえ無報酬のボランティアであっても4時間を超えて活動した場合は、その日の失業手当は不支給となるようです。
なんで?!って思うんですが、ハロワの人が言うには、ボランティアとはいえ時間をたくさん使っていては就職活動する時間が取れるんですか、ということみたいです。失業手当の目的は「就労につなげること」なので、おっしゃることはごもっともです。

4時間未満のボランティアの場合は、先述の「4時間未満の労働の場合」で記載の通りとなります。

無報酬のボランティアでも交通費などは持ち出しになることもあり、いいことしてるのに交通費は払うわ、失業手当はなくなるわ、なんて結構大きな損失だと思いませんか?!月給でもらっている会社員の場合、休みの日にボランティアしたからといって給料減ることなんてないのに・・・。
働かずしてお金もらうのはなかなか大変です。当たり前か・・・。じゃなきゃ不正受給がなんぼでも増える・・・。

趣味とボランティアは何が違うんだろう~なんて思う今日この頃。

私の結論

はい、まとめです。

私は失業保険をもらいながらできる範囲での活動をしようと思っています。

アルバイトは4時間未満で日額5500円まで。その条件に合わない場合は無理には働かない。ボランティアも1日4時間未満で。

これだけ詳しく深堀りしたのには訳があって。

ひょんなことから、人がいないから手伝いに来てほしいと言われています。なので損しないように働く条件を調べたのでした。いや、そりゃもちろんがっつり働く方が手取りの額は大きくなるので、働いたからといって損はしないんですけどね。ただ私は時間を大事にする期間だと捉えているので、お金のための労働は今はできるだけしたくないと思っています。

上記の条件を話したところ、その範囲内でいいから来てほしい、とのことで、週3日アルバイトすることに決まりました。もちろん3月末までです。片道1時間くらいかかるし実はそんなに乗り気じゃないんですが、いろんないろんな事情も汲んでくれたし、社会復帰には無理なくちょうどいいかもなと思って受けることにしました。猫の手も借りたい状況なんでしょう・・。

ほんとどこにどんな縁が転がってるか分かりませんね。

捨てる神あれば拾う神ありってやつでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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