色彩検定 | 四十の手習い

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職業訓練での奮闘記。
今回は勉強からの現実逃避で記事を書いています。
頑張れ~と声援をいただけると嬉しいです。

色彩検定

色彩検定。

私が今通っている職業訓練校で取ることのできる資格はこれくらいしかないそうです。
他のコースは電気技工士や簿記だったりといった専門的な資格がいろいろあるそうですが、私の学んでいるグラフィック関係にはあまり資格がないようで、色彩検定がまだ役に立つかなぁ、というところだそうです。

色彩検定は3級が一番簡単で、2級、1級と難しくなります。また、UC級といって、色のユニバーサルデザインについての級もあります。
カラーコーディネーターと似た資格ですが、また違うそうです。

我々が受検するのは2級。試験は来週です。

最近は試験対策でこまごまと時間を取ってはくれるんですが、どうも勉強が進みません。昨年は全員合格したらしく、今年も全員合格を目指すようにと圧をかけられています(笑)

年に2回試験があるので、今回ダメでも秋があります。

どんな内容?

どんなことを勉強しているかというと、色のユニバーサルデザイン、光と色、色の表示、色彩心理、色彩調和、配色イメージ、ビジュアル、ファッション、インテリア、景観色彩、慣用色名と11の分野に分かれています。

色の見え方の分野では、”目から入る光がどのようにして脳に伝わるか”といった生物学的なことから、”それぞれの色がどのような波長から構成されているか”、といった物理学的なことまであり、学校の勉強に似ています。

私は理系なので、比較的受け入れやすかったですが、高校を卒業したばかりの人たちや、長く学業から離れていた人たちにとってはなかなかハードルの高い内容ではないかと思います。逆に私はファッションのあたりはそこまで興味がないので、配色名を覚えたりするのに苦戦しています。

また、色の表示の分野では、色をどうやって客観的に伝えたり表したりするのか、ということも学びます。
例えば黄色は、マンセル表記では”5Y 8/14″と表しますが、PCCSでは”V8″と表します。
同じ色でもどの表記を使うのかによって変わってくるんです。これまたさらに、パソコンの画面ではこれ、印刷のインクの時はこれ、と色々と変化していきます…。

一番苦手なのが、カタカナの名前を覚えるところ。
色んな錯視の範囲で、”エーレンシュタイン効果”、”リープマン効果”、”ハーマングリッド”、”マッハバンド”、”マッカロー効果”、といったカタカナがいっぱい出てくるんですが、このあたりの図と名前がなかなか一致しません。
昔から歴史などのような丸覚えしないと答えが分からない分野は苦手でした。それを思い出しました。。。

あと慣用色名。
以下の色の名前を見て色が思い浮かびますか?
鴇色。鳶色。弁柄色。苅安色。海松色。新橋色。甕覗き。
バーントシェンナ。ローシェンナ。アンバー。ローアンバー。バーントアンバー。
色がついている四角を見て、色の名前を選べ、という問題が出ます。
無理だ…。

思う事

色の勉強をしていて思うのは、色のイメージや心理効果は主観的なことが多く、教科書では一般的なことを学んではいますが、それがそのまま正解でもないよな、と感じます。ただ、一般的な認識を知るというのはとても大事だと思うので、すごく興味深く学んでいます。

知らなかったこともたくさんあります。

色マニアへの道なんでしょうかね。
あ、ちなみにタイトル画像にしているカラフルな紙、あれ、白い紙に自分でカラーカードを切って糊で貼ってるんですよ。。。

デザインのクラスではまだ白黒グレーしか使用しておらず、色彩検定が終わったら色が解禁になるそうです。知識を学んでから使ってみなさいね、ということなんでしょう。カリキュラムがうまいこと作られてますね。

試験まであと1週間しかありません。
とりあえず試験後の打ち上げの予定を作りました。
もうなにか目の前にブラ下げないと頑張れない(笑)

応援よろしくお願いします!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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