今回は、デザインの勉強の記録です。
前回まではこちらから
初めてのデザイン作成 | 四十の手習い
四角を使ったデザイン | 四十の手習い
丸を使ったデザイン | 四十の手習い
ナナメを使ったデザイン | 四十の手習い
今回の課題
今回のお題は文字をメインにしたデザインです。
これまでのデザインとはちょっと変わりました。
設定は、「TYPO EXPOの案内ハガキを作る」。
条件は文字が一番のポイントになること。
色は、前回から引き続き、白から黒のグラデーションです。
線でも四角でもナナメでもイラストでもなんでも使ってOKです。
ただし、文字がメインに見えるデザインであること、が条件です。
これまでと異なるところがあります。
それはデザインを2つ作る、ということ。
書体を変えてそれぞれの書体の良さを活かしたデザインを、とのことでした。
セリフ体とサンセリフ体
書体といえば、ゴシック体とか明朝体とか有名どころは知ってますよね。
今回学んだのは、そのさらに大きな分類。
セリフ体とサンセリフ体。
なんじゃそれ、って感じでした。
”セリフ”というのは、文字についてる飾りみたいな部分のことで、例えば明朝体の漢数字の”一”の最後の三角山の部分のことです。
こういった飾りの含まれた書体のことを”セリフ体”というそうです。他にも特徴としては、縦と横の線の太さが違う、というあたりも見分けるポイントです。
対して”セリフ”がなくて、縦横の線の太さが同じ書体のことを”サンセリフ体”と言います。ゴシック体が分かりやすいですね。
明朝体やゴシック体というのは日本語のフォント名らしく、外国のフォントにもいろいろあるみたいです。有名なので言ったら、Times New Romanとかでしょうか?
”セリフ体”には飾りがあるので、書体の美しさを活かしたようなデザインがいいみたいです。伝統的なイメージもでるものが多いです。
”サンセリフ体”は力強さがあるので、インパクトが出やすいそうです。
ということで、今回は、”セリフ体”のデザインと”サンセリフ体”のデザインをひとつづつ作ってください、という課題です。
同じデザインでフォントだけ変えてもいいよ、とのことでした。
さぁ作るぞぉ~
これまでいろいろとデザインを考えてきましたが、文字をメインにしたことはありません。
文字をメインってどんなだろう・・・
とりあえず装飾は少なくしたらいいのかな。
と思いながらもなかなか思いつかないので、とりあえず教室の本棚へ。
色々本を見て、文字がメインのものは文字に一工夫があるものが多い、ということが分かりました。
文字をイジればいいのか!
ということで、タイトルを打って、いろんな効果を付け足してみましたが、なんかダサい。一応第1案として見せに行きましたが、自分的にも全然納得がいかず、再度練り直し。
家帰ってからもいろんなパッケージやチラシなどを見て、文字が活きてるってどういう事だろう~とずーっと考えてました。
結果、自分の中で思ったのは、やっぱりオリジナルのフォントを作ってみたいな、ということでした。
翌日、本をもう一度じっくり見て、どりあえずいいなと思うものを、書いてある通りに作ってみました。なかなか思うようにはいかないところもありましたが、フォントリストの中にはない字体にはなりました(笑)
たぶんお金払ってフォントを買えば似たようなのはいくらでもあると思います。でも現時点では、課題の中で使えるフォントは限られていて、その中でデザインを作らないといけないので、あとは自力です!
締切までの時間内でなんとかまとめてできました。
完成
できたのはこちら。
右がセリフ体、左がサンセリフ体のデザインです。
左は、3つあるうちの上のデザインが〆切までにできて提出したもので、下2つは放課後残って色々アレンジしてみたものです。どれがいいでしょうか。
このフォントがものすごく苦労して作ったやつで、特にこの”O”を”P”にひっかけるデザインを作るのが苦戦しました。
右はタイプライターで打ったようなフォントをイメージして作ってみました。細かくて分からないかもしれませんが、わざとちょっとだけガタガタに並べて、アナログ感を出したつもりです。
左の方が作るのにかなり時間がかかったのですがその割に愛着があまりなく、個人的には右の方が好みです(笑)
まとめ
今回は文字のデザインでした。
デザインの本を見ると、こんなん作れるの!?作ってみたい!がめちゃくちゃあってすごく楽しいです。
でも一応学校は”職業訓練”なので、あくまで”仕事をする”というスタイル。つまり、納期という名の〆切があります(笑)
納期に間に合わせるには手の速さがいる。新しい技術を学ぶ時間などない、のかもしれません。でも自分の今持っている知識や技術でできることなんてたかがしれてるので、もっと幅を増やせるようにソフトの操作経験を積む必要がありそうです。
それにしてもイラストレーターは奥が深い!
最近はなんでも簡単にできる無料テンプレートとかもあるので、素人に毛が生えたくらいの技術では余裕で負けてしまいます。
仕事がない、というのはこうゆうことなんだろうなぁ~としみじみ思います。AIに一番取って替わられる職業なのかもしれません。
ま、その辺りを考えるのはまだまだ先ですけどね。
さぁ、次はどんなデザインかなぁ~
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
頑張ってま~す☆